運営管理者からのご挨拶




 この度は、「至宝 中国碑刻拓本」のページを
ご覧いただき、誠に有り難うございます。


 2007年にホームページを開設して10年が経
ちます
が、少しずつコンテンツを拡充してきま
した。自分の備忘録といいますか、調べごとを
するときに使用する自分用のデータベースとし
て細々と始めたこのホームページも、おかげさ
まで、今では安定的に
月4桁のアクセスがある
ページに育ちました。
海外からもアクセスがあ
るようです。拓本に関心のある方がたくさんい
らっしゃることの裏返しでもあり、もし何らかの
参考にしていただけているのであれば、運営
者として非常に嬉しい限りです。


(参考)西安碑林博物館



(参考)司徒・碑(柳公権)
 当ホームページでは、少しでも拓本に関心の
ある方のお役に立てるよう、
多くの画像をカラー
で掲載
してきました。拓本を研究される方です
と、自分の持っている拓本と並べ
傷や石花(自
然にできた碑石の罅・割れ等)を比較したりする
ことが多いでしょうから、拓本の一部分だけでは
なく、全部を掲載した方が使い勝手が良いと考
えた次第です。


 有名な碑であれば、様々な出版社から拓本の
全体をみることができる書籍が多数出版されて
いますが、そうした一部の碑を除けば、
全体が
掲載されている書籍は少ない
のが実情です。
有名な碑であっても、書籍化されるのは通常、
博物館や著名なコレクターが収蔵している宋
拓・明拓および一部の清拓などあまりにも立派
な拓本ばかりですので、自分が持っている拓本
と比べても仕方がない(=比べることによって明
らかになる事実は殆どない)、という方も少なく
ないと思われます。

 その点、当ホームページに掲載しているく
らいの拓本であれば、現実味をもって比較
できるかもしれません。このほか、当ホーム
ページでは、
近年出土した貴重な墓誌銘
どの画像も多数掲載しており、それも特長
の1つかと思われます(これらの多くは、日
本では公開すらされていません。北京大学
や清華大学がそうした拓本を猛烈な勢いで
収集しているため、いずれそうした方面から
出版される可能性はありますが、現時点で
は定かではありません)。

(参考)井真成墓誌銘



(参考)吉兆命造像碑
 このように、当ホームページでは、
ての拓本について、詳細な画像を掲載
することとしました
が、実は、画像の数が
多くなりすぎてホームページのソフトが
不調となり、2017年初を最後に、1年近く
の間、アップデートができておりません
でした。そのため、一からホームページ
を作り直した上で、この度、
再オープン
た次第です。今後も順次、コンテンツを
充実させていく予定ですので、今後とも
よろしくお願い致します。

 このホームページでは、私がこれまでに
収蔵した拓本のうち主なものを
「建心コレ
クション」
として詳細な画像ともに掲載して
います。収蔵もそれなりのペースでやって
いるため、すべての拓本をホームページ
に掲載できている訳ではありませんが、
素人(書家ではない一介のサラリーマン)
としては、収蔵数・質ともに日本でトップク
ラスではないかと思われます(そもそも素
人は集めない!?)。書家や研究者まで
含めると、上には上がいるもので、その最
高峰は
伊藤滋先生(木鶏室)ではなかろう
かと私は思っています。中国で拓本の仕
事をしている私の友人も「伊藤先生は本
場中国でも非常に有名だ」と言っていまし
た。拓本愛好家の私にとっては、
憧れの
「雲上人」
というところでしょうか。

(参考)「游墨春秋」(伊藤滋編著)



(参考)韓仁銘
 他方、私のように素人でありながら貴重
な拓本を数多く収集したことで知られるの
が、
岡村商石(1910〜1991 号:、雅号:
古斎
)氏です。岡村氏は、昭和10年に関西
信託銀行(三和銀行の前身)に入社した
が、東京勤務となった昭和13〜18年に多く
の拓本を収集し、それら(中国金石拓本
400件)を昭和49年(1974)に
大阪市立美術
館に一括譲渡
しました。それらは現在、「師
古斎コレクション」
として有名です。西宮市
に所有していた貸家を売却して「天発神讖
碑」を購入したというエピソードも残されて
いますが、この話を聞くだけでも、書家でも
ない銀行員の岡村氏がいかに拓本を愛し
ていたかが窺われます。私と立場も似てい
るという点でも共感できるところが多く、
「第
二の岡村商石になる」
というのが私の密か
な目標です。

 中国人が拓本を高値で購入していく中、
神保町の古書店に並ぶ拓本は殆どなくな
ってしまい、物理的にも、佳拓を購入する
機会は失われているのが実情です。拓本
価格が高騰した今となっては、わが国のト
ップクラスの書家の方々が所有されている
ような著名人の跋文入りの旧拓等を入手
することは金銭的にも困難な状況です。で
すが、逆に、近年の中国の高度成長に伴
う開発(ビル建設や地下鉄工事など)で
次々に出土している碑石の拓本について
は、そうした書家の方々よりも私の方が機
動的に入手できているかもしれません。例
えば、近年になって出土した隋代の
「宇文
述墓誌銘」
、唐代の「井真成墓誌銘」「馮
承素墓誌銘」
などの拓本を、日本で収蔵し
ている人はまずいないと思われます。博
物館や大学など学術機関を含めても然り
です。当ホームページでは、こうした他で
はなかなか見ることができない拓本も交え
つつ、紹介していきたいと思います。


(参考)宇文述墓誌銘



(参考)北周保定台座

 それでは皆さん、「至宝 中国碑刻拓本」
の世界をお楽しみ下さい。

2017年10月吉日 運営管理者より



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